近年、自分の車を手軽に自分好みの色や柄に変える施工、カーラッピングが増えてきました。全塗装するのではなく、ラッピングシートと呼ばれる塩化ビニールのフィルムをカーボディに貼り、装飾するものです。塗装ではできない細かい書き込みのイラストなどもフィルムに印刷して貼ることで、世界に一つだけのマイカーを作ることも可能になります。元々は公共バスなどに広告を印刷したフィルム貼り、より多くの人に宣伝する方法として用いられていましたが、高級車などのカラーチェンジにも人気を博し、最近では痛車と呼ばれる、アニメのイラストを貼ったもの多く見られるのではないでしょうか。
1カーラッピングのメリット車体に塗装すると、改造とみなされ中古では買取が値下げされ、最悪不可の場合も。その点、カーラッピングは後に剥がせるので、元通りに戻せます。模様や質感も細かいものが選択可能で、塗装ではできない表現も可能になります。2ボディを保護できる外で走る車は、常に傷や日光による劣化の可能性にさらされています。
避けようのない飛び石で傷が付いたり、直射日光による劣化からは逃れられませんが、そんな危険から護ることも可能です。大きな傷が付くような危険からは護れませんが、タイヤで跳ねた小石程度からなら、フィルムが護ってくれます。3気分で変えて、また変えるちょっとした大きさの模様やイラスト、文字などなら施工費も高くなく、気軽に変更が可能です。何度変えてもボディに傷はつかないので、気楽に気分転換ができます。
仕事にも趣味にも活用できるカーラッピング。唯一注意があるとすれば、版権に抵触させないことでしょうか。オリジナルなら関係ありませんが、あらゆるメディアなどに関係したイラストや文字を使用する場合、そこに版権の有無を確認する必要があります。余計な問題を生まないためにも、そういったものを扱う際には下調べをおすすめします。